「百年の港」台本
時代の波に取り残されるだなんて、
レトロなどと呼ばれるだなんて、思いもしなかった。
門司港×飛ぶ劇場vol.37
『百年の港』
作・演出/泊篤志
100年前、そこに港が生まれた。たくさんの人が集まってきた。駅舎ができた。銀行も学校も映画館もできた。男がいて女がいた。青春があり愛憎があった。人が増え産業が活気づいた。そんな渦中に余所の土地から一家がやって来る。この地で一旗揚げようというのだ。しかし景気が良かったのもつかの間、やがて訪れる衰退の日々。バラバラになる家族。寄せては引いていく波の様な人々。数々の物語が生まれ消えていった…。
飛ぶ劇場が門司港の歴史とがっぷり四つに組む、新たな舞台。
(2015.11/26~11/29 @旧大連航路上屋 上演)